十勝平野のど真ん中、中札内村にある「エゾリス君の宿 カンタベリー」から森の中の出来事、エゾリス、野鳥、周辺の観光スポット、宿の事などを紹介します。


by tkomcanter

北海道・十勝 冬こそ写真撮影の旅へ~昨年投稿のコラムより~

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 私が住んでいる北海道十勝地方は厳冬期(1月~2月)にはマイナス30℃近くまで冷え込むことがあります。本州にお住まいの方にとっては想像もできない気温でしょうね。10年以上、この地で暮らしていると気温の感覚が麻痺してくるようで、気温がマイナス3℃くらいの日に「今日は暖かいですね」と言うような、おかしな日本語が飛び出してしまいます。極度に冷え込むのは天気が良いという事、南北に壁のように連なる日高山脈が日本海からの雪雲をブロック、冬の十勝は全国トップクラスの晴天率を誇ります。この厳しい寒さと晴天が他の地方では見られない幻想的な風景を創り出します。
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全国から写真家が集まる「更別村霧氷スポット」マイナス20℃近くまで冷え込んだ、晴天、無風の朝、水蒸気が木の枝で凍りつき、幻想的なオブジェとなります。
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日が昇るにつれ、霧氷はハラハラと散ってしまいますので、日の出前後の数時間が撮影のチャンスです。
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最近人気の撮影スポットは「ジュエリーアイス」十勝川河口で出来た氷は太平洋の荒波で磨かれ、宝石のような輝きを放ちながら、砂浜へ打ち上げられます。
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朝焼け夕焼けの時には太陽の光を浴び幻想的な色合いで輝くのです。こちらも1月から2月の厳冬期しか見る事のできない光景です。
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冬の晴天は日高山脈に迫力を与えます。澄み切った空の中、雪原になった広大な畑の背後には日高の山並みが迫ってくるようです。
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宿泊のお客さんには日高山脈の撮影スポットを案内しています。
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冬は動物たちの撮影にも最適です。音更町にある十勝牧場では馬たちに、冬の運動不足解消のため雪の馬場を走らせる「馬追い」が行われます。
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厳冬期の1月~2月限定で牧場を一般に開放してくれています。
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冬にはこの時期にしか見ることができない野鳥がやって来たり、わが宿のアイドル「エゾリス」も、もちろん冬毛で、モコモコして愛くるしく、さらに周囲の木々に葉っぱがないので見つけやすいのです。
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そんな事もあり、野鳥やエゾリスがお目当ての写真家の方はこの時期を目指してやって来ます。
 とにかく「冬の北海道・写真撮影の旅」はおススメなのですが・・夏に宿泊されるお客さんに「冬もいいですから、一度お越しください」と勧めると、半数くらいの方に「マイナス20℃にもなる場所に行けないわ」と言われてしまいます。確かに朝晩の室外は“寒い”を通り越して“痛い”という感覚なのですが、室内は本州の家よりも断然暖かいです。外に出る時、しっかりとした防寒対策をしさえすればまったく問題ありません。冬の北海道の写真撮影、人間はこれで大丈夫なのですが、よく忘れがちなのは、カメラの防寒対策。ほとんどのカメラはマイナス20℃以下の環境には対応していません。バッテリーが急に低下したり、機器が作動しなくなる事が多々ありますので、カイロなどを使って冷やさない工夫をすることが大切です。また室外と室内の気温差が50℃近くになる事もあるため、レンズ内に結露ができないよう注意することも必要です。来てみて良かったと思う事、間違いなしです。ぜひ冬の北海道でこの時期、この場所でしか見る事の出来ない幻想的な光景を撮影してみませんか?
          エゾリス君の宿カンタベリー 小松高広

昨年7月に発売の「全国安い宿情報2017~18年版」¥550
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上記はこちらに投稿した記事の一部です。
ちょうど冬の写真撮影にぴったりのシーズンがやって来たので・・
公開します。




by tkomcanter | 2018-02-01 22:24 | 十勝 | Comments(0)